【やる気が出る勉強法】勉強の目的は突き詰めれば「ラクをしたい」から
(注)中学校以下の勉強は、生きていくために必要な最低限の知識なのでここでは取り上げません。高校生以上を対象にした内容になっています。

・試験前なのに勉強する気分にならない
・効率的な勉強のやりかがわからない
・苦手な科目(分野)がある
世の中の多くの学生は勉強の悩みを抱えています。
勉強する意味が「将来役に立つ」といった漠然とした答えではやる気は起きませんよね?どうすれば勉強がはかどるのでしょうか?
結論
自分が心から知りたいと思ったことだけ勉強すればよい
理由
・勉強は本来楽しいもの(楽しくない場合が多いのは他人にやらされているから)
・勉強は「やらなければならない」ことではなく必要になったらするもの
・どうしても知りたいことは自然に調べるはず
具体例
そもそもなぜ勉強するのか?突き詰めれば以下の2つに集約されます。
①ラクをしたいという気持ち
②知的好奇心
どういうことか?①について説明しますね。
たとえば遠く離れた人にメッセージを伝えたい場合、昔(江戸時代など)はとても時間と労力がかかりました。
もっと簡単にコミュニケーションできないものか?と考えた結果、電話が発明され時を経てスマホになったのはご存じのとおり。→「ラクをしたい」気持ちが原動力
ではスマホを作るときに必要な知識は何でしょうか?一例としては以下のことがあります。
・ハードウェアを作るための情報通信技術に必要な知識
→半導体の素材技術(化学)、無線通信技術(物理)
・メッセージアプリを作るために必要な知識
→プログラミングの知識(数学)
→どんな機能があると便利か多くの人に聴く力(国語・英語)
実現するために自分に足りていない知識は勉強するしかありませんよね?勉強を進めていけばいくほど自分がいかに無知であるかがわかります。それが②の知的好奇心に昇華すると自然に勉強に没頭するようになるのです。
まとめ
・勉強のやる気の源泉は「ラクをしたい」気持ち
・知的好奇心に昇華すると自然に勉強に没頭するようになる
おまけ
私の実体験(高校物理が得意になった経緯)を一つ紹介します。
私は高校生時代、誤解を恐れずにいえば世間一般でいうところの大学受験の勉強はしていません(※1)でしたし、定期テストの勉強もしませんでした。だからといってまったく勉強をしていなかったわけではなく、やりたいことに夢中になっていたらいつのまにか学力がついていたかんじです。
具体的には、たとえば私が高校生だった1980年代はゼロヨン(※2)が流行っていて、タイムを競っていました。その時私が思ったのは、わざわざ車を走行させなくてもエンジンパワーと車両重量がわかれば計算できるのでは?ということでした。実際に車を走行させるというメンドクサイことをせずに「ラクをしたい」という動機からの考えです。
しかしどこを探してもそれを計算するための計算式が存在しません(※3)。仕方がないので、自分で試行錯誤した結果、物理の運動エネルギーの公式を積分することで計算する方法にたどり着きました(※4)。こうした行動の積み重ねで学力が身に付き高校物理の偏差値は全国トップレベルの80になりました。
※1 厳密には過去問を解いたり模試を受けたりはしていました。
※2 スタート地点から1/4マイル(約400m)先のゴール地点までにおいての加速タイムを競い合うもの
※3 ググってみましたが現在(2023年)でもゼロヨンを直接計算する式は見つけられませんでした
※4 ホイルスピンしないだけの十分な路面ミューがある場合に限る
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